もっと早く言ってよ

先日実家へ帰った時、久しぶりの近所の床屋のおばさんに会った。その時、祭りの写真を私に見せて「ねー、この人覚えてる?いつもお店に来るたび『お祭りの時、さゆりちゃん来てないかな?って探してるんだけど、、、』って言うんだよ!奥さん、さゆりちゃんソックリなんだよ!」と、ニヤニヤ笑いながら言われ、、、、、、
私、ひょえ〜〜〜っ!!と思ってしまいましたよ!だってその人って、まさか私の名前なんか覚えるなんてゆめゆめ思っていなかった人だから。昔っから下町の我が家の界隈では、お祭りの時の皆がステキ!格好イイ!と思う羨望の的だった人!!!確か私より5つ位上じゃなかったかな?低学年の時、良くからかわれた記憶がある大きいお兄ちゃんでしたから。
浅草界隈では神輿の担ぎ手を仕切るのは鳶職の人と決まっています。その憧れの君は鳶職人で浅黒いキリッとした顔立ちで背の高い、祭りの袢纏を粋に着こなすいなせな人です。
その人が、な、な、なんと〜〜〜??嘘でしょ〜〜って、思っちゃいましたよ。。おばさんの大きな大きな勘違いじゃないの〜〜って思いつつも、内心、やっぱり嬉しいです。
しかし、、、、言ってくれるの遅過ぎだよ!もう、こんなオバチャンになった今頃知らされても。それに今、会わない方がイイと思う。違う人と勘違いして言ってるかもしれないし、小さい時のもっと可愛らしい時(あったかな?)をイメージしているかもしれないし、、ずっとお祭りの時、探し続けていてもらっている方が幸せかもしれないな。。
昔昔は祭り好きだった私は神輿を担ぎながら、いつも羨望のまなざしで見ていたのに。。。
ホントに「もっと早く言ってよーー!!」