男女雇用機会均等法

男女雇用機会均等法が施行され20年だそうです。私は均等法施行第1期生の年に入社した。もし、あのまま会社に残っていれば20年のキャリア組のお局様となっていただろうか?昨年、女子高時代のクラス会で集まった時には、皆それぞれの生き方をしていた。
工学部に入学し男子校(?)の中で4年間過ごし、男女雇用機会均等法で男性社員と同様に会社研究部に配属になり、仕事をさせて頂いた私の経験の中では、所謂「男性社会の中での女性」という感覚はいつの間にか無くなっている状態であったように思う。というか、周囲の見られ方に私が、ただ無頓着だっただけかもしれないが。。。
自分の中では、男だ女だということで、業務上で男女の差別を受けたという記憶があまり無い。私が所属していた会社が良かったのか、逆に応援して頂ける恩恵を感じる事はあったように思う。
結婚出産子育て専従の7年間の期間を経て、社会復帰再スタートで8年間経ったが、あの7年間はブランクではなく充電期間であったと自信を持って今言える。
男女雇用機会均等法第1期生時代の我々女性達は、案外、かなり、たくましいと思う。男女格差の社会風潮も逆手にとって利用してしまう賢さも、知らず知らずに心得ている女性達が多く活躍しているように思う。
女は男になれないし、男は女になれない。女は女のプライドをもって、凛としてしなやかに生きれば良いのだと思う。「女のくせに」「女だから」なんていう言われ方なんて、当の昔から慣れっ子になっていて全然何ともない。言いたい奴には勝手言わせておけと、自分のペースでガンガンやって結果を出せば良いのだからと生きてきている。
朝のラッシュ時、女性専用車両はギュウギュウ詰めで一杯だ。これだけの女性が通勤通学に、朝から頑張っている社会なのだ。車内では、単行本を片手に読みふけっている女性達の姿もある。横にいる人の読んでいる本のタイトルを横目でチラリ見たら「憲法第4条について・・・」という事が書かれていた。こんなラッシュ車両の中、朝から「憲法第4条について」考え読みふける女性達がいる今の日本は何とも逞しいではないか。。。