ブログ

ここ数日、どうもブログへの書き込みに気が進まず今日まで書けずにいた。あの秋葉原の事件以来、犯人が携帯サイト掲示板に、犯行に及ぶまでの書き込みをしていたこと、日々の心の機微を掲示板に書き込みをしていた事などを知って、何故か自分のブログへ想いを書き込む事に、少し抵抗を感じてしまっていた。
本来、日記とは自分と向き合って対話しているものだと思うが、ブログは、確かに誰かが読んでくれることを想定して書いているわけで、ブログ(日記)といいつつ、誰かにメッセージを送りたいが為に書いている。
私も含め、ブログ人口が多い今の状況は、心のメッセージを発信したい願望を多くの人が持っている現われであり、そこには何かが満たされていない、今の現代の悲哀も感じる。
情報コミュニケーションとリアルコミュニケーションのコントロールができない人間の象徴が、今回のこの恐ろしい事件を引き起こした犯人なのだと言えるだろう。
自分の周りにいる人達と日々向き合って過ごしているだろうか?心のヘルプサインを近くにいる人が出したとき、それに気づいてあげられる「ゆとり」が自分にはあるだろうか?
そんな事を考えさせられてしまう。
今回のこの事件で、全く罪のない、これからの人生に大きな可能性を秘めた方々の尊い命を奪った罪の大きさを、絶対に許す事ができない!!この情報化社会で、このような歪んだ人間を作り上げてしまっている、この社会状況を深刻に受け止める事がとても重要に思う。