「調える」年に

2021年に入って今日は1月11日。

静かなゆったりとした年明けからの幕開けとなった。

少し前に偶然インターネットで見つけた、自然に体に中に、すーっと入ってきた素敵な言葉を見つけた。

1974年「婦人画報」に掲載された裏千家前家元夫人、千登三子さんのインタビュー記事の一節に「心を調える」という言葉である。

はじめ「調える」とは?という言葉が気になり調べると

乱れたものをなおす、という意味の「整える」に対し、「調える」は、必要なものを用意する、まとめる、という意味だということが分かった。

つまり、調和、調子という言葉からも、体裁をきちんとするという事ではなく「丁度いいバランス、程合いを調える」と、私なりに理解した。

今年の始めに、心に留ったこの「調える」は、今の私にぴったりだと思う。

様々な変化の中にあるからこそ、心身を調える時間を、大切に向き合っていく年としたい。