人類の安全

四川省の痛ましい映像を見るのは、本当に苦しい。特に学校が倒壊し瓦礫の下の子供達の姿は本当に見るのが辛くなる。このような天災の緊急事態でさえも、国家の指揮下で外部からの救援隊が入っても活かされず、充分な救援を受けられない被災者の状況は、正に歪みある国際社会の象徴だ。
各国首脳が経済支援だ、軍事支援だ、友好条約だと交わしたところで、現実は『これ』なのだから。この大震災が発生する前の聖火リレーで見た、市民レベルでの国家間対立の奥深さ。こういう現実に目を背けた表面だけの昔ながらの外交は、地球規模での危機に警鐘が鳴らされている現代では、もはや意味が無い。
世界各国、情報の発達により市民レベルの国家間の距離は大幅に縮まった現代。自分達の安全、そして未来は、私達市民が自らの意志を持って、人類の安全を守り、そして未来を切り開いていく活動をしていく事が大切であり、一番大きな力になっていくのではないかと思う。では、今自分に何ができるだろうか?出来る事は何だろうか?・・・。