この国はいったい?

私は夕べ、全然眠ることができなかった。(と言いつつ、朝がたは寝込んで寝坊しそうになっちゃったけど。)
先ずは昨晩のTBS23の放送。小沢氏へのインタビュー。あの番組での質問は本当に酷かった。公約を果たそうと話している小沢氏に「国民はマニフェストを修正しても良いと判断している人が多い」とか。財源を地方へ交付金として配分していく方向でいきたいという小沢氏に「地方の首長達の方から、そんな無理な財源は捻出をしなくても良いのではないか?という声がありますが。」とか。全て小沢氏の主張に対し、逆に逆に質問を仕掛けてるくる。事業仕分けに関しても、昨晩の放送を見ていた人なら分かると思うが、小沢氏は決して今回やっていた事業仕分けを批判してはいない。「基本的には事業仕分けは・・・」という言い方で自論を述べていただけなのに、今朝の朝ズバの見出しでは「小沢氏事業仕分けを批判」と見出しとしてフリップに掲載されていた。(ビックリ!!!)

本当にTV局、新聞社も含め、非常に悪質な情報操作をしているとしか言い様がないように見えてしまう。各局、各新聞社で発表されている世論調査発表も非常に問題だ。この放送を予備校帰りの息子は車の後部座席で放送をみており「このTV局のアナウンサーレベル低すぎじゃない?上げ足取るような質問しか、さっきからしてないじゃん。。」と一言。純粋に真正面から見ていた17歳にもその様に映ったのだろう。
かつての小泉郵政選挙戦で繰り広げられたメディアにイメージを作り上げられ、乗せられた、あの二の舞を、国民は繰り返してはいけないと思う。情報過多で、不必要な情報まで土足で我々の目に耳に飛び込んでくる今。私達は何を真とするかを見極める思考を個々が持たなければ!と非常に思う。

そして夕べは更に深夜NHKスペシャルで「無縁社会」の放送をみてしまった。これを見たら、もう、どうにもこうにも眠る事ができなくなってしまった。
普通にまじめな生活者が、普通に安心して暮らしていけない現実は、今や特別な家庭ではない、ごくごく普通の家庭で起きている現実なのだ。高齢な親の年金を宛てにせざるを得ない、雇用のスパイラルに陥ってしまった若者達の実態。重病患者でありながら、高額な医療費に圧迫を受けている家族の負担の大きさ。
この様な実態が、ここ数年長く続き、一向に抜け出せないでいる今に日本!この国は一体どうなっているのか?自国の仕組みを立て直すことができず、もたもたしている内に、他国から経済的にも自衛力でも大きな水をあけてしまっているこの有様だ!

ここで舵を大きく切って方向転換しないかぎり、座礁に乗り上げてしまうのは、もう現実の話なのだという危機感。
何を視、何をどう判断し、決断していくか?私達一人一人が問われている「今」なのだとヒシ!と感じる。。