年の初めに

2014年新年明けましておめでとうございます。
今年は午年。馬に準え、年初めに思うこと。

人間万事塞翁が馬」好調なときは「敢えて後れたりに非ず、馬進まざればなり」とより一層、謙虚になり、不調のときは「荒馬の轡は前から」と勇気を持って学びと捉え取り組むべし。

今年も、良きことも悪しきことも、すべて謙虚に学びと捉え、喜びとしていく年にしていきたいと思います。



種のバトン

ここで書く「種」とは肉体的な「種」ではなく「精神的」「教え」の「種」のことをさします。

最近、年齢のせいか、親身に私に「教え」を乞うて下さった大切な方々が他界されてしまう事が多くなってきてしまいました。私は、そういった方々から今まで本当に多くの事を学ばせていただいてきました。
そして、その方々は共通して、ご自身が他界される、そのギリギリ間際まで「使命を持って活動している」という生き様なのです。

先月、他界された恩師は、私がお見舞いに行った病床で最後の教えを私の残して下さいました。それは宮本武蔵五輪書の中にある「二天一流」という言葉です。現代処世としての解釈として「スペシャリストとゼネラリストの両方共に一流を目指さなければならない」という教えです。
その前段として、私自身の近況や思うところをお話していると、必ずその恩師は何時もこの様な「教え」を導き出して私の心に残る指導をして下さるのです。最後の最後まで、何時もと同じ様に、病床につきながらも私に接して下さいました。

私自身も人生の折り返し時点を過ぎ、徐々に生かされている今この時を意識する様になってきました。果たして、私が享受してきた「種」を、私は恩師達の様に次の世代にバトンしていく事ができるのであろうか?と最近、良く考えるようになってきました。
しかし、そこに固執してはいけないのだとも思います。常に自分自身も、更に享受し成長し続けていかなくては!と。もっと言うと、次に「種のバトン」ができたどうか、などという事は、自分自身が意識したり判断したりする事ではないのではないだろうか?私がこの世を去った後に、他の人がどう思うか?というだけの事なのかもしれない、と思えるのです。
まだまだ「種のバトン」をだなんて、私が唱えるのはおこがましい限りなのです。自身の活動と共に、自然に若き世代と交わる事で「種のバトン」は為されていくことなのかもしれません。

十数年前には、ちょっと背伸びしサイズの合わなかった事も、年月の経過と共にちょうど良いサイズになってきた、と今感じる様に、これからのまだまだ「ちょっと背伸び」をし続けていく必要があるのだと思います。
天の上から恩師達は、きっと笑って見ていることでしょう「アイツをこっちへ呼ぶには、まだまだだな!!」と。。。

出版:「人の考え方に最も近いデータ解析法」

この度、長年ご指導をいただいている最良の恩師、森典彦先生とご一緒に著書を出版させていただきました。

社会生活の実現場でデータ解析・分析が如何に有効であり、私達人間の思考と非常に近いシステム構造で分析処理を進めていける「ラフ集合」を、数理的な専門家でなくとも、実際に課題に取り組んでいらっしゃる方々に広く知っていただきたい目的で、本書を出版いたしました。

「あとがき」に本書が出版に至るまでの経緯と、私自身が森先生とラフ集合と出会い、実際の社会的な課題に調査から分析を取り組み、解決への方向性を導き出すまでの経緯も合わせて綴らせて頂いています。

是非、広く多くの方々に本書を手にしていただければ、大変幸いです。

2013年スタート

2013年新年あけましておめでとうございます。


昨年2012年を振り返ると、家族にも大きな転換の年であり、私にとっても、また新たな出会いの年となりました。


昨年は、年の始めは二人の息子のW受験から始まり、2人とも新しきステージに踏み出したスタートとなりました。息子2人ともに1年経ち同様に感じ思う事は「自分の意志で決め、意志を持って自分の道を歩む」という逞しさを二人の姿から見えた喜びでした。外野からの意見ではなく、結局は自分が意志を持つ時が、その時なのだという事を、二人の息子の成長を見た一年となりました。


私自身は、今までの自分の環境とは異なる方々との出逢いと繋がりから、新たな広がりを得る事ができた一年となりました。そしてそれと共に、自分自身のより深めたき道も明確に確認できる年となりました。


私は2年前の2011年新年のブログで、これからの10年でありたき姿として、以下の3つを掲げていました。


・社会的価値ある活動
・人を育てる活動
・有益な利益を生む活動


2年経った今年始めに「ありたき」と思う事に、2年前と相違ないと再認識しました。


今年も、きっと良きにつけ悪しきにつけ、様々なことに出会うのであろうと思います。でも、どんな時でも「先ずは素直に受け止め、そして1つ1つに実直に意志を持って対処していく」ただただ、それのみと思います。


今年に出会うべき様々な事を楽しみに、2013年のスタートです!!

ホットな「何でも屋」チーム

以前、「あなたは、『何でも屋のおかよ』だね」と言われた事がある。その人は「褒め言葉として言っているんだよ」話してくれたが、私には、どうもその言われ方が、薄っぺらな感じがして抵抗があった。
でも、よくよく考えてみれば、確かにやっている事は「何でも屋」と言われるに相応しい、様々な案件の御相談を受けてきているかもしれない。
「あなたの所で、こういう事出来ませんか?」とか「こんな風にしたいと思ってるんだけど、どうしたら良いかね?」とか、、、その段階で思い浮かべていただける事が、如何に有難く、有意義な事かということが、今では非常に良く解る。まさに「何でも屋のおかよ」でなければ、思い浮かべてはいただけないわけなのだから。

10年前に目に止め、目指したいと思ったIDEOの事が書かれた著書「The Art of Innovation」の中に、プロジェクトを進めていく上での「バリア」と「橋」を比較し書かれたページがある。その中で「専門家」と「何でも屋」の比較がある。

「専門家」(バリア)・・・専門知識はすばらしいものだが、それも新しく学ぶことをやめてしまうまでのことだ。たとえば、専門家を自認する人達には、人の話に耳を傾けるよりも自分の話をする人が多い。専門家は「そんなやり方はしない」と言って、迂闊にイノベーションをはばんでしまうことがある。
「何でも屋」(橋)・・・何でも屋は始終、物事や考えを微調整して、仕事や自分自身の改善をしようとする。明日は少しちがうことをやってみることになるとわかっているので、現状維持など考えもしない。プロジェクトを立ち上げ、それを動かしつづけることが非常に得意だ。

10年前に目にしていたはずなのに、そのページに書かれていた事は、すっかり私の記憶から消えていた。今、10年経って、そのページを読み『何でも屋のおかよ』が、なんとありがたき褒め言葉であるか、と理解できるし、そして「ハイ!『何でも屋』です!」と言える自信も、年月の体験の中で持ち得てきたと思える。「何でも」は、受けるだけの技術と知識が要求され、自分に持ち得てなければ、それを調達する裁量をも合わせて要求されるわけだから、常にアクティブでなければならない。
そして重要な事は、「何でも」の中で責任を請け負えないものに対しては「NO」と宣言する判断と責任も合わせて伴うということ。
10年経ってこの著書を読み返し、あらためて、愛すべき「ホットな『何でも屋』チーム」でありたい!と思う。。

実現したいカタチ

私には「実現したいカタチ」がある。「実現したい夢」と書こうと思ったが、これは夢ではなく、具現化したいカタチがあるので「夢」というキーワードを使わない事にしたい。
10年前に起業して以来、その実現したいカタチがぶれないようにと、私の机の横のホワイトボードにそのタイトルを書いている。おそらく人から見れば「あの人は何をやっているんだ?」「遅々とした歩みだな。」と思われるているかもしれないけど、何か新たな事を始める時、どちらにすべきか迷った時、打開策が見つからず悩み苦しい時、そんな時はいつもそのホワイトボードに掲げたキーワードを見て自問自答してきた。
先月、遠方であっても常々私の事を気にかけて下さっていた、尊敬すべき恩師がお亡くなりになった。先生に以前、自分の活動が多岐に渡ってしまっている事について悩み相談したことがあった。言われた事は「いいですよ!今は大いに思った事をおやりなさい。ネジの原理を考えてごらんなさい。自分の中の中心軸がぶれなければ、円弧が大きく広がるほど、その中心軸は深く掘り下げていくことできます。信念をもって頑張っておやりなさい!その内にベクトルがハッキリ深くなり見えてきます」と。
その先生は、数年前より既に癌を宣告されていたにも関わらず、お亡くなりになる最後の最後まで、地域デザインの実現の為、精力的に取り組まれていた。その先生の生き様そのものから、多くの事を学ばせていただける。
「実現したいカタチ」を掲げ10年。遅々とした歩みではあったが、10年経って、少しずつ「カタチ」になりつつあると思えてきた。本当に、自分の中で念じ続け、実現に向け継続していれば、希望は叶うものなのだなと思える。私には、有難い事に大きな懐で応援してくださる大切な恩師の方が数名いらっしゃる。だから私は頑張れる。
以前、息子と雑談をしながら「人ってどんな時、やりがいを感じるんだろうね?」と話していた時「人は人に認められた時じゃないかな?」と息子が言った事を思い出す。彼はたぶん、サッカーの信頼しているコーチにプレイを認められた時の事をイメージして、そう言ったのだと思う。私も同じだな、と思った。恩師に「良く頑張りましたね!」と言ってもらいたい。人に「ありがとう」と喜んでもらいたい、のだと思う。「実現したいカタチ」を中心軸に据え!!

ブログとのリンク

最近遅ればせながら始めたFacebook。始めたら毎日気になって、しょっちゅう見る様になってる今日この頃です!
ようやく、ブログ、TwitterFacebookを連動できる様になりました。
ここの所、休眠状態だったブログも、セッセと更新したいと思います。
ちなみに、今晩は久しぶりの女子会!(息子元サッカー部のママ友達と)「オヤジ化してるオバさん!」と言われて幾年月経つ私ですが、、?今晩はオヤジの顔は控え目に?!
いや〜〜、でも、やっぱり顔を出してしまうだろうな、、オヤジ(*^^)v