ラジオ体操

日曜日の朝はウォーキングの時間をずらして6時半からのラジオ体操を公園ですることにしている。今朝は遠方の女子高生25人程が公園内にある神社も参拝し、ラジオ体操に加わった。きっと今日ある大会の為に昨夜はココに泊まっていたのだろう。
ラジオ体操が始まると第1体操は何とか彼女達も普通にしていたが、第2体操になると???という雰囲気で、近くに居るおじさんや私の方を見てやっていた。足をリズムに合わせてステップを踏む所があるが、そこではかなりガタガタになって、皆でクスクス笑い出していたので、私まで笑ってしまった。そして最後終了したあと、前に居たおじさんが、両手で2回「パンパン」と何故か手をたたくと、彼女達も同じように2回「パンパン」と手をたたいたので、またまた私は笑ってしまった。
以前はどこでも普通に、学校でも地域でも「準備体操」といえば「ラジオ体操」という感じでやっていたので、音楽が流れると自然に体が動いてしまう感じだけど、今は学校でもあまりやらないのかな〜?帰ってから小5の息子に聞いてみると「体育の時間にはやらないよ。夏休みにプール教室の前と町でやるだけ。」と答えが返ってきた。夏休み町で行うラジオ体操も、行う日数も昔に比べとても少なく何となくいい加減にダラダラ目をこすりながら・・・という感じだし。。。
この年になって改めて「ラジオ体操」をすると、本当に体の隅々まで筋肉を解きほぐす事ができる優れた体操だ!と思いながらいつもやっている。ラジオ体操っていつからスタートしたんだろう?と思い調べてみると「全国ラジオ体操連盟」なるものがあり、そのサイトに歴史が書かれていた「ラジオ体操の歩み」。昭和3年11月1日に「旧ラジオ体操第一は、逓信省簡易保険局が昭和天皇ご即位の大礼を記念し、「国民保健体操」という名称で制定され、NHKの電波にのって放送開始。」とある。ラジオの普及と共に、まさに戦前戦後、昭和を生きた日本国民の生活の歴史と共にあった。
大人の動作を真似て、そのまま覚える高校生の今朝の姿を見て「伝える」ことの大切さを思った。何たって、おじさんが「パンパン」と手を叩くところまで忠実に真似てしまうんだから。。おじさん、責任重大!!