呆れる有頂天

良く社内の中に、社の看板の有り難さを大勘違いし、ちょっと周囲にチヤホヤされると「私のお陰」などと、有頂天になっている呆れた人間がいる。そういう人間を有頂天にさせてしまう会社自身にも大きな問題があると思う。それに気づかず、平気で泳がせているお陰で、社外にまで迷惑を波及させている事に気づいて欲しい。
十数年前、私が会社人間だった頃は、もう少し産業界に品位と常識があったように思う。もちろん、現在も素晴らしい会社が多くあると信じているが、品位の無いお行儀の悪い社員を野放しにしている会社を多く見かける。
類は類を呼ぶのか、そういう資質を持った者同士は社を超えた繋がりを持って、嫌らしい動き方をしているの間の辺りにすると、そういう人達と同じ業界の中に身をおいていることすら、悲しく思ってしまう程だ。
いくら社内で社員教育だといってセミナーや講演をしていても、日常的な業務の中で、上司がキチンと指導のできない会社に、将来性は決してないと思う。外部講師を呼んで社員教育をしていますなどというのは、単なるパフォーマンスにしかならない。
私は会社組織に4年余りしか在籍していなかったが、そこで指導・体験させていただいた事は、一生の宝物と感謝している。研究部に所属していた当時、思考錯誤し超える壁を作ってくれていた会社の包容力と決して過保護ではない自力を伸ばす指導をしてくださった上司に恵まれた事は、本当に感謝している。
日本の産業界に品位のある会社が増える事を期待したい。でないと、呆れる有頂天が氾濫する大変な国になってしまいそうなので。。。