21年前の映画

昔、銀座の映画館で観た「化身」をレンタルビデオで見つけ21年ぶりにDVDで観た。当時、ファンだった藤竜也が初日舞台挨拶をするのを観たさに映画館の前に数時間並んだ事を思い出す。当時新人の黒木瞳阿木燿子藤竜也の3人の舞台挨拶は20歳そこそこの私は、とても眩しく3人の姿を見た。今考えると私が初めて大人の映画として観た作品だったと思う。
恋愛経験も大して無いあの頃に、随分男女の進んだ機微を描いたこの映画を観て、当時の私はどんな風に思いながら観ていたのかも記憶の向こうだが。。。
20年間と言えば、人が誕生し成人するに至る時間だものね、、。特に20・30代は変化の大きい時期なのだろうか?当時からは今の自分の状況は全く想像ができなかった。あの時、新人デビューで舞台挨拶した黒木瞳も今や大人のベテラン女優となり、今で言う「チョイ悪オヤジ」の危うさと純粋さに魅力を感じていた藤竜也も最近では、存在感だけで渋さを醸し出す素敵な俳優だ。
これから20年後の私は、今の頃をどんな風に思い出すのだろうか?歳のとること、月日を重ねる事が素敵だと思える過ごし方を重ねていければ本望だけれど。。。