「頑張る」or「頑張らない」

ついつい「頑張らなきゃ!」とか「頑張ります!」とか言ってしまうが、前々からなんかこの言葉が気になっていた。「頑」は「頑な」で「がんこ。いこじ。偏屈。」という意味。つまり頑張るは「いこじを張り通す。という意味になってしまう。「いこじ」とは「つまらないことに自分の意思を通そうとすること。」の意味。つまり「頑張る」は「つまらない自分の意思を張り通す」という意味。なんて、最低。
この「つまらない自分の意思」というのが往々に有りがちと合点してしまう。「自分の意思」を貫き通すは一見素晴らしいが、この頭についてる「つまらない」がポイントだ。後から考えると何にそんなに拘っていたんだろう?と思い直してしまう事もある。周囲の意見を良く聞いて皆の望むべき、世の人の為になる事を行うべし。。。これぞ正しい道。。パチパチパチ!!!
ってな事が、初めから誰でもできれば問題ない、と思う。人様はわからないが、おバカな私自身を思うに「つまらない自分の意思」を張ってからじゃないと、分からない事も沢山ある気がする。もちろん失敗も沢山する。でも、少なくとも自分で初めから「つまらない」とは思っていないわけで、だから意思を通したい!と思っているわけなのだから。
肝心なのは途中で「つまらない」=「価値が無い」と思った時に方向転換できる柔軟さだと思う。そこで変なチッポケな取るに足らないプライドにしがみつくのではなく「笑われたっていいじゃん!!」と開き直って方向転換できる図太さを持っていたいと思う。
人なんて、こうして恥をさらしながら生きているのかな・・・?だから「頑張る」「頑張らない」は行き来して良しと思う。「頑張る」の後に「頑張らない」が見えてくる気がする。