行政窓口たらい回し

何度、こういう体験をしているだろう。ある課題が持ち上がった時、関連機関と思われる機関にまず問合せをして「あ〜、それに関しては内の管轄ではないので、●●に問い合わせてください。」そして、またそこに問い合わせるとまた同じを事を言われ、最終的に目的の窓口に達するまで幾度となく無駄足を運ぶ事が多々ある。
正直、民間人が複雑に細々と区分けされた行政機関の管轄エリアをHP等で見るだけで、ジャストフィットした窓口を見つけ出す事ができるだろうか?課題によるとは思うが、、、先日の例は障害者の就労や教育機関についての事だった。
せめて、初め問い合わせた所で、こちらの用件をきちんと聞いてくれて、窓口と思われる機関へ問合せし、担当者まで紹介してくれる位の対応をしてくれれば、こんなに何度も無駄足を運ばず済むのにと思う。
私は事業者として、もしお客様からの問合せがあれば、自分の紹介できる範囲であれば担当の方までコンタクトをとって差し上げる。仮にその案件に関して直接自分の所が関わりがなくとも、親身な対応は廻りめぐって、いずれ何らかの形で戻ってくるのが世のしくみと思っている。
少なくとも行政は市民全てが御客様であり、自分の管轄だろうが何だろうか、問合せがあれば親身な対応をするのは、当たり前の事ではないだろうか?
確かに職員の中には、親身な対応をしてくださる方々も沢山いる事も、とても知っている。でも、一部のこうした職員の対応が行政批判に繋がってしまうのだ。それは民間企業も同じ事。あるスタッフは良くても、一部のスタッフに対応の悪さに「もう、この会社は!!」という事になる。
仕事人であれば自分は何の看板を背負っているのか?を良く良く自覚すべきと思う。
どんな人だって大なり小なり看板があるから社会の中で仕事ができるのだ。何も背負っているものが無い人など、何処にもいないのだから。