諦める選択

11日のブログ「諦めない選択」と記して諦めない方向で、某事業について打開策を考え、継続する方向で、ここ数日間動いた。無理のある状況から、克服して復活するのは、非常に苦労だ。実は、この件に関しては昨年の暮れより引っ張っている事で、少々自分自身で意地になっている部分もあった。
そう、「・・・だったのに。」「・・・したのに。」病に取り付かれているのだ。
「やっとここまでしてきたのに。」という拘りで「諦めない選択」と決断し、また同じ繰り返しをしようとここ数日間、動いていた。
しかし、冷静に状況分析すれば「諦める選択」があっても良いのではないか?と思えてきている。「捨てる」ことで「拾う」ことへ。と繋げる事ができるという発想も生まれてきた。
逆境ナイン」という少年ジャンプで連載された漫画が映画化されていて、主人公、不屈闘志が逆境の時に、「これはこれ、それはそれ」と監督が言った文字が大きくバーンと現れる笑えるシーンがあるのだが、このDVDを以前一緒に見ていた息子が、ここ数日の私の姿を見て「これはこれ、それはそれ!だよ。」と映画の中の監督のようにバ〜ンと私に言い放った。
目的に行くには、一本道だけじゃない。歩く予定だった道が崖崩れになり、大きな岩を取り除く危険な復興作業に全精力を費やすのではなく、裏道を整備して交通の便を良くして流通が途切れないようにすべき事が優先順位で、慌てた工事ではなく、時間をかけて安全な復興工事をすべきではないか。と思える。
「諦める」ことは格好悪いかもしれない。「負け」かもしれない。「失敗」かもしれない。でも、それでも良いのだ。「負け」を認める事も必要だ。「これはこれ、それはそれ。」と息子に言われ肩の荷がス〜〜ッとおりた。