背景を読む

親しい人からある人に対する言い分を聞いた時、「云々尤もだ!」と納得し、ご親切にその相手に御指導をする人がある。
物事には、裏と表がある。そこに至るまでの背景がある。そこまで、知り尽くした人ならともかく、一方の言い分だけ聞いて、相手にお説教をご親切にするのは、全くお門違いであり、御節介な話だと思ってしまう。
「私はあたなの為を思って。。余計な事をいうようだけど。。」とご親切なのは結構だが、そこに至るまでの背景がどうであるのかを、キチンと把握してから、第三者の事には首を突っ込むべきだ。
私は自分の事で、いつも精一杯で、とても他人同士の問題に入り込む余裕など全くない。でも、世間には本当にご親切な人もいる。。
「背景を読む」という事が大切だ。物事を一面から見ただけで、簡単に口を開くのは辞めよう!物事とは、多面体であり、あちらからもこちらからも、ひっくり返したり、裏返したりして見なければ、本当の姿など見えてこない。
その多面体に至るまでの「背景を読む」思慮深さを持ちたいものだ。