生き生きシニア

koyuri32006-04-15

シニア層の多いPC教室の皆さんとお花見を御一緒させていただいた。日頃の教室では、なかなか聞けない色々なお話をさせて頂いた。
しかし、皆さん本当に色々に忙しそうだ。PC教室、社交ダンス、お花、お茶、ゴルフ、スポーツジム、写真同好会、そして、今度はどこどこへ旅行だとか・・・。
本当に凄いな〜と思う。
私が、時々行っているスポーツジムも、平日の昼間という時間帯もあるだろうが、トレーニングしている8割以上はシニア層だ。皆さん、とても体が柔軟だし、運動量も凄い。プールでのウォーキングなど、もたもたしていると、後ろの方に追いつかれてしまう。。サウナでは、お肌のマッサージに余念がない。
お花見の時、ある方に「色々おやりになって凄いですね。そういう費用は?」とちょっと失礼な事を聞いたら、「年金よー。年金ってありがたいわね〜。」とおっしゃていた。
「私達は、息子達には別に何を残すという気持ちは、ないの。自分達が元気なうちに、自分達のためにお金は使うつもりでいるのよ。。」とニコヤカに、そのご婦人はおっしゃっていた。今のシニアの方々にとって、今は良き時代なのだ。。。と再認識した。
しかし、若い層では、不登校ニート、未成年者の犯罪、未婚層増加、小子化と社会的な問題は益々日毎に深刻であり、それらの記事が新聞に載らない日が無い程だ。
戦後の高度経済成長を支えてきたシニア世代が、今こそ人生をエンジョイしていただく事は大いにステキだと思うが、その経験値とパワーを次世代に伝承していただく事に、是非生き甲斐を感じていただけるような社会の仕組が必要だと思う。
昔の多くの家庭には、お祖父さんお祖母さん、または叔父さんや叔母さんまで一緒に暮らしている大家族が日本には多くあった。なので、言葉でなくとも生活の中で、自然に「生きる力」を目上の者から伝承する生活スタイルだったわけだが、今は市町村の自治会で、育成会で、などと意識しなければ、接点を作れない淋しい世の中だ。
シニアの方々から学ぶ事は非常に多い。経験を伺うだけでも、非常に勉強になる。
是非、生き生きシニアの皆さん、次世代へ伝承する事に使命をもつ事に「生き生きパワー」を注ぎ込んで頂きたい!!若者は目上の方へ、謙虚に聞く耳を持って。。。