組織体質

先日行われた県知事選の結果をどう見るだろうか?選挙の投票結果により県民の審判としての回答が出た。
ブログ上で選挙について私的意見をあまり豪語する事は避けるべきと思うが、私が思うには「組織体質」という構図の上、この日本社会は成り立っているのだという現実が、改めて表面化された結果であったと見えた。
前回のブログテーマ「孤独の価値」で色々思うところを綴ったが、理念や指針を実現にする為には、風土風習に根付いた「組織体質」と真っ向から組み合う必要があり、その体質の改善を図るには、「時間と配慮と忍耐」が、予想する以上に遥にかかるという事実。その工程は正に「孤独」であろうと思う。
田中県政の6年間という年月をどう評価するか?遊説演説も後回しに、豪雨被災地の復旧作業に長靴姿で賭け巡り、被災者から出る現場での直面している課題の対応に明け暮れる現知事の姿を長野県民は、どう評価して見ていたのだろうか?
昨日の新聞の一節に「(村井氏に)具体的な政策課題については取材に対し『ようやく選挙が終わったばかり。これからしっかり皆さんの声を聞く。』と述べた。」とあった。『ようやく選挙が終わったばかり・・・これから・・・』?????
地元の根強い各組織力に支えられ素晴らしい当選を果たした新知事。地元の根強い組織は、新知事に何を求めているのでしょ?