祭!継承!

koyuri32006-07-22

明日は地元のお祭で各自治会から各町の御神輿を出し練り歩く。私の町も大人御輿と子供御輿がある。
しかし町には若者が少なく担ぎ手が不足し、毎年大人御輿は学生や御輿を一緒に担いでくれる人達を募って祭りの晩は毎年賑わいを持つことができる。
しかし問題は子供御輿だ。町には小学生が4人になってしまい、昼間神社へ行くのみで、祭りのメインである夜には、結局子供御輿は出さないという結論になってしまった。子供が少ないというのは、どの町も同じで、中学生になると何故だか途端に町のお祭に参加しなくなる傾向になってしまっている。
ところが、中学生の我が息子は、なんと担ぎ手が少ないからと、他の町の中学生まで呼びかけをしている他所の町の御輿を友達と担ぎに行くというのだ。。
私は情けないやら淋しいやらで、明日のお祭の事を考えると眠れず起きてしまった。※で、こうしてブログを真夜中書いている。。。
明日の朝、私は息子に言おうと思う。「あんたが友達とお祭を楽しみたいのは良くわかる。だったら、あんたが二人で良いから友達連れて来て、この町の御輿を一緒に担いでよ。弟の『御神輿担ぎたい!』っていう想い、一緒に叶えてあげてよ!あんたが守ってくれないとこの町の御輿の火はドンドン消えてっちゃうんだよ!中学生3人とママとママが連れてくる学生のお兄ちゃん二人と小学生1人で充分、子供御輿を出す事ができるよ!お願い!お前にかかってるんだよ!!」と。。。。。
私の実家の方では、私が卒業した小学校が子供の数が足りず、数年前にとうとう廃校になってしまった。しかし、何故だかお祭の時だけは、今だに子供御輿が出されている。お祭の時だけ、そこで育って今は別に移り住んだ人達が子供を連れて実家に帰ってくるのだ。。
自分達が生れ育った町の祭りの火を消したくないのだ。賑やかで何だかお囃子の音が聞こえてくると、浮き足だってくるウキウキ感を今もこの先もずっと生まれ育った町には残していたいのだ。自分の子供達にも体感して欲しいのだ。
「もう、時代が時代なんだから。昔のようにはいかないわよ!」というPTAのお母さん達は多い。確かにそうだけど、私は、「なら今の身の丈に合った仕方でやればイイじゃない。途絶えてしまわない事が大切なんだから。」と言いたい。
明日の朝、息子に言ってみようと思う。。。。。